モルタル通気工法をご検討の方へ
戸建て住宅での外壁モルタル工法(塗り壁)は上品で高級感が表現できる工法です。
また、昨今の住宅の性能ニーズから従来の直張り工法から通気工法に変わってきております。
モルタル通気工法を採用する際に、何を基準で採用したらよいのか、解りにくい方もいらっしゃると思いますので
検討項目を簡潔にお知らせします。
1)2層通気工法【胴縁+バラ板+モルタルラミテクト+SPラス】
メリット :①しっかりした下地が構成できる
②モルタルの使用量が計画通りで抑えられる。【左官が塗りやすい】
デメリット:①工程が多く施工価格が上昇する。
2)単層通気工法【胴縁+通気ラス】
メリット :①バラ板の施工を省くことができるので施工単価が抑えられる。
②バラ板の施工を除くことができるので施工日数が減る。
デメリット:①通気胴縁~通気胴縁間が通気ラスのみなので、下地がたわむので、左官塗りの時に技術が必要。
②施工できる職人が少ない。
③左官材【モルタル】の使用量が多くなる。(1割から3割程度)
弊社では、単層通気工法【通気ラス】での施工をよりよくするために、製品開発を行っております。
下記の資材をご採用いただければ、作業性の向上と、コストダウンが実現できます。
① 通気胴縁間のラス網のたわみを除くために、通常のラス網基準【800g/㎡】の質量を【1,300g/㎡】に改良し
しっかりしたラス下地の形成を可能としました。→ HP通気ラス【ハード】
② 通気胴縁間のたわみを除くために、補助胴縁【塩ビ製】を配置するのが一般的ですが、塩ビ製ではステープルで固定
することができないので、木製の補助胴縁を作成しステープルの打ち込みが可能としました。→ 木製補助胴縁
③ 胴縁に本締めのステープルを打ち込む時に下地の胴縁が見えていないと下地のないところにステープルを打ち込み
保持力不足となりクラックの原因となるので、裏打ち紙を半透明市シートとし目視確認でステープルが打ち込める
ようにしました。→HP通気ラス、HP通気ラス【ハード】
HP通気ラス【ハード】 1300g/㎡
HP通気ラス 800g/㎡
木製補助胴縁
他にも特徴がございますので、ご不明な点は 有限会社播野までお問い合わせください。